見込まれたらベストを尽くせ!院長コラム
2009/03/01
息子がお世話になっていた泰星高校の卒業式に夫婦で列席させて戴きました。息子は中学1年から高校一年の 1学期まで泰星学園に通った後カナダに留学したため卒業式には出席できませんでしたが、今までお世話になってきた先生へのご挨拶と息子の同級生達の晴の姿を見に出席した訳です。
留学中の息子も帰福の折には、必ず泰星高校に足を運び、同級生や先生の顔を見るのを楽しみにし、自分も卒業式には参加したいと常々言っていました。しかし、今回はどうしても都合がつかず非常に残念がっていました。卒業式当日の早朝にも電話があり、「俺も泰星、卒業したかったな。俺の代わりに卒業式に行ってきてくれよ。」と言うくらいに泰星に愛着を持ち、先生、友達、全てが素晴らしい学校だと何時も言っていました。
卒業式当日も卒業生の父兄でもない私たちに水谷校長先生始め、多くの先生方、そして多くのご父兄から私たちにお声をかけて下さり、その上、水谷校長先生が訓辞に先立ち私たちの列席を紹介して戴き本当に感激致しました。卒業生の父兄でもない私たちへの心遣い、その優しさに泰星学園の精神「Man for others 」が生きていると強く感じました。 そんな素晴らしい泰星学園の卒業式で、私は思いがけなく心に響く話を聞かせて頂いたのです。それは卒業式での水谷校長先生の卒業生への訓辞なのですが、それはまるで卒業生でなく、私への訓辞のように私の心にしみ渡ったのでした。水谷校長先生は卒業生へ贈る言葉として選ばれた「見込まれたらベストを尽くせ!」は、先生がご子息から勧められたビデオ「 John Q 」の中に出てきたセリフとのことで、朝礼等で機会あるごとに云われてきた言葉だそうです。この言葉について仕事や子育て等のご自身の歩んでこられた道を例えに、この言葉の持つ意味大切さを述べられていました。人の出会いとかチャンスとか、あるいは身の回りに起こる全てのことは神様の働き、あるいは計画による物で、その与えられたチャンス、機会に出会った時には神様に見込まれたのだと思ってベストを尽くせ、そうすれば道が開ける。これこそが「見込まれたらベストを尽くせ!」なのだとおっしゃっていました。
私も学業優秀でもなかったに関わらず、そして家業でもない歯科医という道を選び、その上頑固で自分の考えを曲げることが出来ない性格だったので、大学受験の時からずっと苦労を重ねてきました。私は、苦難に直面した時何時も心の中で自分にささやきます。「やるだけやってダメなら仕様がない。」そう「人事を尽くして天命を待つ」、何時もこの気持ちです。やれるだけのことをするしかない、それだけでした。しかし、不思議な物でそうしている内に、力になってくれる人が現れたりして、何とか道が開け困難を乗りこえられてきたのです。私は信心深い方ではありませんが、年を重ねてるに従い、人生は神様に導かれているような気がしてならなくなり、そして人生の出来事には一つの無駄もないような気がしてきました。幾多の苦労があったからこそ、それを乗り越えることによって、経験することによって自分が鍛えられ成長できたことで、今の自分があるのだとつくづく思うようになったのです。
「何かに導かれていること」そして「できる限り努力すること」の意義を年と共に強く感じる様になっていた私には、水谷校長先生が言われた「見込まれたら、ベストを尽くせ」の言葉が私に対する訓辞のように感じ、心にしみたのでした。
私は、水谷校長先生に戴いた「John Q」のセリフ
「 When somebody chooses you. You stand up and be a man 」
を忘れず、これからもひたむきに努力していきたいと思いますし、子ども達にもこの言葉を胸に刻み、これからの人生を送っていってもらいたいと思います。
水谷校長先生、そして泰星学園の先生方、本当にありがとうございました。
留学中の息子も帰福の折には、必ず泰星高校に足を運び、同級生や先生の顔を見るのを楽しみにし、自分も卒業式には参加したいと常々言っていました。しかし、今回はどうしても都合がつかず非常に残念がっていました。卒業式当日の早朝にも電話があり、「俺も泰星、卒業したかったな。俺の代わりに卒業式に行ってきてくれよ。」と言うくらいに泰星に愛着を持ち、先生、友達、全てが素晴らしい学校だと何時も言っていました。
卒業式当日も卒業生の父兄でもない私たちに水谷校長先生始め、多くの先生方、そして多くのご父兄から私たちにお声をかけて下さり、その上、水谷校長先生が訓辞に先立ち私たちの列席を紹介して戴き本当に感激致しました。卒業生の父兄でもない私たちへの心遣い、その優しさに泰星学園の精神「Man for others 」が生きていると強く感じました。 そんな素晴らしい泰星学園の卒業式で、私は思いがけなく心に響く話を聞かせて頂いたのです。それは卒業式での水谷校長先生の卒業生への訓辞なのですが、それはまるで卒業生でなく、私への訓辞のように私の心にしみ渡ったのでした。水谷校長先生は卒業生へ贈る言葉として選ばれた「見込まれたらベストを尽くせ!」は、先生がご子息から勧められたビデオ「 John Q 」の中に出てきたセリフとのことで、朝礼等で機会あるごとに云われてきた言葉だそうです。この言葉について仕事や子育て等のご自身の歩んでこられた道を例えに、この言葉の持つ意味大切さを述べられていました。人の出会いとかチャンスとか、あるいは身の回りに起こる全てのことは神様の働き、あるいは計画による物で、その与えられたチャンス、機会に出会った時には神様に見込まれたのだと思ってベストを尽くせ、そうすれば道が開ける。これこそが「見込まれたらベストを尽くせ!」なのだとおっしゃっていました。
私も学業優秀でもなかったに関わらず、そして家業でもない歯科医という道を選び、その上頑固で自分の考えを曲げることが出来ない性格だったので、大学受験の時からずっと苦労を重ねてきました。私は、苦難に直面した時何時も心の中で自分にささやきます。「やるだけやってダメなら仕様がない。」そう「人事を尽くして天命を待つ」、何時もこの気持ちです。やれるだけのことをするしかない、それだけでした。しかし、不思議な物でそうしている内に、力になってくれる人が現れたりして、何とか道が開け困難を乗りこえられてきたのです。私は信心深い方ではありませんが、年を重ねてるに従い、人生は神様に導かれているような気がしてならなくなり、そして人生の出来事には一つの無駄もないような気がしてきました。幾多の苦労があったからこそ、それを乗り越えることによって、経験することによって自分が鍛えられ成長できたことで、今の自分があるのだとつくづく思うようになったのです。
「何かに導かれていること」そして「できる限り努力すること」の意義を年と共に強く感じる様になっていた私には、水谷校長先生が言われた「見込まれたら、ベストを尽くせ」の言葉が私に対する訓辞のように感じ、心にしみたのでした。
私は、水谷校長先生に戴いた「John Q」のセリフ
「 When somebody chooses you. You stand up and be a man 」
を忘れず、これからもひたむきに努力していきたいと思いますし、子ども達にもこの言葉を胸に刻み、これからの人生を送っていってもらいたいと思います。
水谷校長先生、そして泰星学園の先生方、本当にありがとうございました。