人手不足は希望の光院長コラム
2025/03/01 現代社会
コロナ禍が明けて経済活動が再始動すると人手不足が目立ち始め、その状況はどんどんひどくなり、現在では業種を問わずどこもかしこも人手不足と叫んでいる状況です。コロナ禍前やコロナ禍には、失業者が溢れ就職難だったのがウソのような話で、雇用情勢はコロナ禍が明けたら別世界がやって来たと言ってもいいくらいです。
それに加えて急激な円安でエネルギーコストや輸入品の価格が高騰を切っ掛けにバブル崩壊依頼30年以上続いてきた日本のデフレが大転換し、反対にインフレ傾向が強まり今では物価高対策が必要な程になっています。この物価上昇で庶民の暮らしは苦しくなり、特に年金生活者や低所得者層への影響は深刻と言うニュースが日々流れるようになりました。コロナ禍以後は賃金も上昇しており、賃金上昇率は、2023年は3.60%、2024年は5.10%と高水準を記録しています。しかし、物価上昇率が賃金上昇率を上回り、物価上昇を考慮した実質賃金は、2024年は前年比で0.2%減と3年連続のマイナスとなっています。
テレビや新聞のニュースでは、低所得の若者の暮らしが一段と厳しくなっていてる事が、所得を増やすと盛んに訴える国民民主党の躍進を生み、103万円の壁が国会審議の重要な議題とされています。
ところがクリニックで直接若い患者さん達と話して私が感じることは、報道とは違っています。福岡は商業都市でメーカーと言われる製造業が少ないために若者の多くは物販等のサービス業に従事する割合が多く、3大都市圏に比べて若者の平均賃金は低いとされてきました。コロナ禍前は、低賃金でそれでも非正規雇用のパート、アルバイトの職にしか就けず、フリーターと言われる若者が沢山いました。しかし、今では人手不足でフリーターと言う言葉が死語となったかのごとく、正規雇用の職が選び放題と言っても過言ではありません。当然、賃金も急上昇!飲食店のバイトなら時給は、1,300円超えはざら。夜間なら1,500円で求人しても、応募が無いという飲食店経営者もいます。福岡県の最低賃金は、2024年10月5日より1時間あたり992円となっていますが、もう最低賃金で求人しても誰も働きに来てくれえる人はいない状況です。以前はアルバイトの時給は最低賃金を僅かに超える程度と言われていたのとは、本当に様変わりです。実際に患者さんと話していて、若い人達の所得が上がり報道とは逆に生活に少し余裕が出てきていると感じがしています。患者さんとの会話の話題が以前よりも買い物や旅行等の話題の明るい話が増えた気がしていました。
この変化はあくまで私の肌感覚だからと思っていたところ2月24日の日経新聞に「Z世代はインフレ世代 給料アップ当然、消費にメリハリ」と言うタイトルの私の肌感覚を裏付けるような記事が掲載されました。記事ではZ世代(1996年~2010年生まれの世代)は働き始めてから物価と賃金が上がるのは当たり前で「失われた30年」をほぼ経験していないおらず、現在では消費をけん引していると書かれていました。
報道で伝えられる3%、5%と言う賃金上昇は大企業の従業員の賃金で元々ある程度高給取りでしょうから数%賃金の上昇が生活に大きく影響するとは思えません。しかし、私が毎日接している若者達は接客の最前線で大企業の従業員に比べればはるかに低賃金で働いている労働者です。その現場の労働者の賃金がこの人で不足で10%、20%と大企業の賃金のよりも大幅に上昇しているように私は感じています。
そしてもう一つの大きな変化は、コロナ禍以前は正規雇用の職を得ることが難しかった為に自分に合っていない職についてと悟っても、ブラックな職場であっても、我慢してその職にしがみつくしかなかありませんでした。しかし、売り手市場となった今、若者は転職することに不安を持たなくなっています。今の職場を辞めても、次の職場が必ずあると思える時代がやって来たのです。人材の流動化が必要を政治家や官僚は以前から色々と策を弄してきましたが、笛吹けども踊らずで雇用情勢に変化はありませんでした。ところが人手不足のおかげで、転職への不安感が軽減したことで自然と人材の流動化が促進されることになっていきそうです。
若者が失業の不安から解放されて、自分の好きな仕事、やってみたい仕事へと職場を変え、新たな知識や技術の習得にチャレンジすること事こそが、今後の社会発展の原動力だと思います。日本がまだまだ貧しかった昭和の時代の若者は、チャレンジすることで未来を切り開き、豊かな日本を築いてきました。発展を遂げた日本の若者は、豊かさに溺れチャレンジスピリットを失い、平成の失われた30年をもたらしてしまったのです。そして令和となった今、日本の経済力は落ちるところまで落ちてGDP先進7カ国最低となり、韓国をも下回る状況になっていました。その日本の経済状況を回復させる起爆剤が人手不足に端を発した現場労働者の賃金上昇であり、若者のチャレンジスピリットの復活です。だから、私は人手不足が日本の未来への希望の光だと思えてなりません。
そして、このチャンスを逃すことなく今こそ活気溢れる昭和を知っている私達世代が、チャレンジする若者にチャレンジすることの素晴らしさを説き、応援する時だと思います。それこそが豊かなで安全安心な日本社会で人生を送らせてもらった大人達の社会への恩返しだと思います。
それに加えて急激な円安でエネルギーコストや輸入品の価格が高騰を切っ掛けにバブル崩壊依頼30年以上続いてきた日本のデフレが大転換し、反対にインフレ傾向が強まり今では物価高対策が必要な程になっています。この物価上昇で庶民の暮らしは苦しくなり、特に年金生活者や低所得者層への影響は深刻と言うニュースが日々流れるようになりました。コロナ禍以後は賃金も上昇しており、賃金上昇率は、2023年は3.60%、2024年は5.10%と高水準を記録しています。しかし、物価上昇率が賃金上昇率を上回り、物価上昇を考慮した実質賃金は、2024年は前年比で0.2%減と3年連続のマイナスとなっています。
テレビや新聞のニュースでは、低所得の若者の暮らしが一段と厳しくなっていてる事が、所得を増やすと盛んに訴える国民民主党の躍進を生み、103万円の壁が国会審議の重要な議題とされています。
ところがクリニックで直接若い患者さん達と話して私が感じることは、報道とは違っています。福岡は商業都市でメーカーと言われる製造業が少ないために若者の多くは物販等のサービス業に従事する割合が多く、3大都市圏に比べて若者の平均賃金は低いとされてきました。コロナ禍前は、低賃金でそれでも非正規雇用のパート、アルバイトの職にしか就けず、フリーターと言われる若者が沢山いました。しかし、今では人手不足でフリーターと言う言葉が死語となったかのごとく、正規雇用の職が選び放題と言っても過言ではありません。当然、賃金も急上昇!飲食店のバイトなら時給は、1,300円超えはざら。夜間なら1,500円で求人しても、応募が無いという飲食店経営者もいます。福岡県の最低賃金は、2024年10月5日より1時間あたり992円となっていますが、もう最低賃金で求人しても誰も働きに来てくれえる人はいない状況です。以前はアルバイトの時給は最低賃金を僅かに超える程度と言われていたのとは、本当に様変わりです。実際に患者さんと話していて、若い人達の所得が上がり報道とは逆に生活に少し余裕が出てきていると感じがしています。患者さんとの会話の話題が以前よりも買い物や旅行等の話題の明るい話が増えた気がしていました。
この変化はあくまで私の肌感覚だからと思っていたところ2月24日の日経新聞に「Z世代はインフレ世代 給料アップ当然、消費にメリハリ」と言うタイトルの私の肌感覚を裏付けるような記事が掲載されました。記事ではZ世代(1996年~2010年生まれの世代)は働き始めてから物価と賃金が上がるのは当たり前で「失われた30年」をほぼ経験していないおらず、現在では消費をけん引していると書かれていました。
報道で伝えられる3%、5%と言う賃金上昇は大企業の従業員の賃金で元々ある程度高給取りでしょうから数%賃金の上昇が生活に大きく影響するとは思えません。しかし、私が毎日接している若者達は接客の最前線で大企業の従業員に比べればはるかに低賃金で働いている労働者です。その現場の労働者の賃金がこの人で不足で10%、20%と大企業の賃金のよりも大幅に上昇しているように私は感じています。
そしてもう一つの大きな変化は、コロナ禍以前は正規雇用の職を得ることが難しかった為に自分に合っていない職についてと悟っても、ブラックな職場であっても、我慢してその職にしがみつくしかなかありませんでした。しかし、売り手市場となった今、若者は転職することに不安を持たなくなっています。今の職場を辞めても、次の職場が必ずあると思える時代がやって来たのです。人材の流動化が必要を政治家や官僚は以前から色々と策を弄してきましたが、笛吹けども踊らずで雇用情勢に変化はありませんでした。ところが人手不足のおかげで、転職への不安感が軽減したことで自然と人材の流動化が促進されることになっていきそうです。
若者が失業の不安から解放されて、自分の好きな仕事、やってみたい仕事へと職場を変え、新たな知識や技術の習得にチャレンジすること事こそが、今後の社会発展の原動力だと思います。日本がまだまだ貧しかった昭和の時代の若者は、チャレンジすることで未来を切り開き、豊かな日本を築いてきました。発展を遂げた日本の若者は、豊かさに溺れチャレンジスピリットを失い、平成の失われた30年をもたらしてしまったのです。そして令和となった今、日本の経済力は落ちるところまで落ちてGDP先進7カ国最低となり、韓国をも下回る状況になっていました。その日本の経済状況を回復させる起爆剤が人手不足に端を発した現場労働者の賃金上昇であり、若者のチャレンジスピリットの復活です。だから、私は人手不足が日本の未来への希望の光だと思えてなりません。
そして、このチャンスを逃すことなく今こそ活気溢れる昭和を知っている私達世代が、チャレンジする若者にチャレンジすることの素晴らしさを説き、応援する時だと思います。それこそが豊かなで安全安心な日本社会で人生を送らせてもらった大人達の社会への恩返しだと思います。