新年明けましておめでとうございます。院長コラム
2022/1/1 お知らせ
新年あけましておめでとうございます。
昨年の新年挨拶に「コロナ以外に書く事はありません。」と書きましたが、昨年も残念ながらコロナに振り回され,オリンピックも様々な自然災害の記憶もコロナにかき消されてしまった感じでした。
私がコロナ以外で昨年唯一記憶にとどめているのは、後世に残る汚点なるかも知れたいと感じた衆議院選挙の結果です。安倍、菅政権の「桜を見る会」に関する国会虚偽答弁、森友学園問題を巡る公文書改ざん問題、強引なオリンピック開催で後手に回った新型コロナウイルス対策などの自民党の失政にもかかわらず、衆議院選挙で自民党政権が勝利したことは、私には大きな驚きでした。オリンピックが開催中の8月はコロナの感染拡大が続き、菅首相では衆議院選挙の大敗は必至と連日報道されていました。しかし9月初めに突然行われた自民党総裁選で岸田首相が誕生すると、まるで世間が変わったのごとく自民党政権批判のは下火になりってしまいました。自民党内の勢力争いに過ぎない党首選挙を「疑似政権選択選挙」と国民に思い込ませる自民党の姑息な目くらまし作戦とそれに乗せられたマスメディアに国民はまんまと騙され、首相が代われば政策も変わると思い込んでしまったのかも知れません。
結局、自民党の政治家は嘘をつこうが、買収を行おうが何をしても大丈夫、国民を騙すことなんてチョロいもんだと言う事を今回の衆議院選挙で学んだわけです。選挙による国民のチェック機能がある事で、政治家の暴走を制御するのが民主主義の根幹ですが、日本では国民のチェック機能が機能していない事が明白になりました。国民のチェック機能が無いのは専制主義主義ですから、日本は自民党による専制国家になってしまったと私は思うようになりました。国民自らが国家の運営に対するチェック機能を放棄し、民主主義を放棄した記念すべき日が昨年の衆議院選挙の日と後世に刻まれると事になるのかも知れません。
民主主義を放棄した日本国民を待ち受けるのは、どんな未来でしょう?明るい
美来?、夢や希望を抱けない奈落の底に落ちていく未来?あなたはどう思いますか?
私は、経済的に豊になって様々な面で危機感を持たなくなってしまった日本人は、変化を嫌い、「今のままで何とかなる」と自分に言い聞かせて、自分で自分を安心させている老人のように思えてなりません。もう還暦過ぎで老い先短い私はそれでもなんとか平和に人生の週末を迎えることができるかも知れませんが、私の子供達やその次の世代の若者の事を考えると心配でなりません。
人口が減少し、高齢化が進み社会全体の活力が失われて行く日本の現状を国民が直視し、再び日本が貧しかった頃のように日本国民全体が変化を求めて何事にも挑戦しなければ明るい美来はやって来ないのです。昨年もう政治には期待できない事がハッキリしましたから、今年は個人一人一人が気を引き締めて、チャレンジスピリットを忘れず自分の力で生き抜く覚悟決め、日本がダメなら世界に羽ばたいていくと覚悟を決める年だと思います。
さて2022年の年頭に当たり、樋口矯正歯科クリニックの2021年の総括を報告させて頂きたいと思います。 昨年は379名の新しい患者さんに受診していただくことができ、2021年末までの総新患数は14,470名となりました。 (下部 関連ファイル>年度別新患者数実績(1994~2021年)参照)
新型コロナウィルスの感染拡大より患者数が大きく減少した昨年から大きく回復することはありませんでした。新患数が大きく増えなかった原因はコロナウィルスの影響ではなく、受信される患者さんの治療の難易度が高くなった影響だと感じています。マウスピース矯正などが大きく普及して一般歯科等の矯正治療を行う施設と矯正治療を受ける患者さんの数が共に増加し、それに伴い難症例の患者さんも増加しています。しかし、マウスピース矯正で治療できる症例は限られていますから、そこで治療が不可能な難症例の患者さんの受診が増えています。また、急激な矯正治療施設の増加で未熟な矯正治療技術による矯正治療のやり直しの患者さんも増えて来ています。その結果、外科的矯正治療等の難しく、治療期間が長い患者さんの割合が増加しました。実際に昨年、外科的矯正治療が必要と診断した患者数は60名を超えていました。その結果、適正な間隔で診療予約をお取りすることが難しい状況となり9月からは新しい患者さんの受け入れを1日最大2名までと制限する事になってしまっています。また、この一年間に顎変形症(手術を必要とするような著しい顎の骨の大きさの不調和がある症例)で外科的矯正手術を施行した患者さんは、過去最高の59名となり開院以来の総数が614名となりました。今後も顎変形症の患者さんの増加が見込まれることから、外科的矯正手術を担当して頂いている連携医療機関と協議し、次年度から手術日を増やすことになりました。
樋口矯正歯科クリニックは、美しさを求める「美容矯正」とは一線を画し、単に歯並びと言う形態を改善するのではなく、「食べる」、「飲み込む」、「息をする」と言う口の機能の改善、維持向上による生きる力の増進を目指す「医療矯正」の道を究めていきます。
本年もクリニックの願いである"患者さんのことを家族と思い、皆様の健康の維持増進に貢献する"の気持ちを大切にスタッフ一同と地道に努力していくつもりです。
本年も宜しくお願い致します。
昨年の新年挨拶に「コロナ以外に書く事はありません。」と書きましたが、昨年も残念ながらコロナに振り回され,オリンピックも様々な自然災害の記憶もコロナにかき消されてしまった感じでした。
私がコロナ以外で昨年唯一記憶にとどめているのは、後世に残る汚点なるかも知れたいと感じた衆議院選挙の結果です。安倍、菅政権の「桜を見る会」に関する国会虚偽答弁、森友学園問題を巡る公文書改ざん問題、強引なオリンピック開催で後手に回った新型コロナウイルス対策などの自民党の失政にもかかわらず、衆議院選挙で自民党政権が勝利したことは、私には大きな驚きでした。オリンピックが開催中の8月はコロナの感染拡大が続き、菅首相では衆議院選挙の大敗は必至と連日報道されていました。しかし9月初めに突然行われた自民党総裁選で岸田首相が誕生すると、まるで世間が変わったのごとく自民党政権批判のは下火になりってしまいました。自民党内の勢力争いに過ぎない党首選挙を「疑似政権選択選挙」と国民に思い込ませる自民党の姑息な目くらまし作戦とそれに乗せられたマスメディアに国民はまんまと騙され、首相が代われば政策も変わると思い込んでしまったのかも知れません。
結局、自民党の政治家は嘘をつこうが、買収を行おうが何をしても大丈夫、国民を騙すことなんてチョロいもんだと言う事を今回の衆議院選挙で学んだわけです。選挙による国民のチェック機能がある事で、政治家の暴走を制御するのが民主主義の根幹ですが、日本では国民のチェック機能が機能していない事が明白になりました。国民のチェック機能が無いのは専制主義主義ですから、日本は自民党による専制国家になってしまったと私は思うようになりました。国民自らが国家の運営に対するチェック機能を放棄し、民主主義を放棄した記念すべき日が昨年の衆議院選挙の日と後世に刻まれると事になるのかも知れません。
民主主義を放棄した日本国民を待ち受けるのは、どんな未来でしょう?明るい
美来?、夢や希望を抱けない奈落の底に落ちていく未来?あなたはどう思いますか?
私は、経済的に豊になって様々な面で危機感を持たなくなってしまった日本人は、変化を嫌い、「今のままで何とかなる」と自分に言い聞かせて、自分で自分を安心させている老人のように思えてなりません。もう還暦過ぎで老い先短い私はそれでもなんとか平和に人生の週末を迎えることができるかも知れませんが、私の子供達やその次の世代の若者の事を考えると心配でなりません。
人口が減少し、高齢化が進み社会全体の活力が失われて行く日本の現状を国民が直視し、再び日本が貧しかった頃のように日本国民全体が変化を求めて何事にも挑戦しなければ明るい美来はやって来ないのです。昨年もう政治には期待できない事がハッキリしましたから、今年は個人一人一人が気を引き締めて、チャレンジスピリットを忘れず自分の力で生き抜く覚悟決め、日本がダメなら世界に羽ばたいていくと覚悟を決める年だと思います。
さて2022年の年頭に当たり、樋口矯正歯科クリニックの2021年の総括を報告させて頂きたいと思います。 昨年は379名の新しい患者さんに受診していただくことができ、2021年末までの総新患数は14,470名となりました。 (下部 関連ファイル>年度別新患者数実績(1994~2021年)参照)
新型コロナウィルスの感染拡大より患者数が大きく減少した昨年から大きく回復することはありませんでした。新患数が大きく増えなかった原因はコロナウィルスの影響ではなく、受信される患者さんの治療の難易度が高くなった影響だと感じています。マウスピース矯正などが大きく普及して一般歯科等の矯正治療を行う施設と矯正治療を受ける患者さんの数が共に増加し、それに伴い難症例の患者さんも増加しています。しかし、マウスピース矯正で治療できる症例は限られていますから、そこで治療が不可能な難症例の患者さんの受診が増えています。また、急激な矯正治療施設の増加で未熟な矯正治療技術による矯正治療のやり直しの患者さんも増えて来ています。その結果、外科的矯正治療等の難しく、治療期間が長い患者さんの割合が増加しました。実際に昨年、外科的矯正治療が必要と診断した患者数は60名を超えていました。その結果、適正な間隔で診療予約をお取りすることが難しい状況となり9月からは新しい患者さんの受け入れを1日最大2名までと制限する事になってしまっています。また、この一年間に顎変形症(手術を必要とするような著しい顎の骨の大きさの不調和がある症例)で外科的矯正手術を施行した患者さんは、過去最高の59名となり開院以来の総数が614名となりました。今後も顎変形症の患者さんの増加が見込まれることから、外科的矯正手術を担当して頂いている連携医療機関と協議し、次年度から手術日を増やすことになりました。
樋口矯正歯科クリニックは、美しさを求める「美容矯正」とは一線を画し、単に歯並びと言う形態を改善するのではなく、「食べる」、「飲み込む」、「息をする」と言う口の機能の改善、維持向上による生きる力の増進を目指す「医療矯正」の道を究めていきます。
本年もクリニックの願いである"患者さんのことを家族と思い、皆様の健康の維持増進に貢献する"の気持ちを大切にスタッフ一同と地道に努力していくつもりです。
本年も宜しくお願い致します。