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院長コラムで院長を知ろう!矯正歯科専門医 河合悟が思うこと。

政治家は息をするように嘘をつく院長コラム

2021/03/01 政治・経済

緊急事態宣言の発出のお陰か?日本国民の生真面目さのお陰か?は分かりませんが、新型コロナウィルスの新規感染者数は減少の一途をたどり、それに伴い新型コロナウィルス関連のニュースが取り上げられる時間も減ってきました。それに変わってテレビの報道番組を席巻しているのが、政治家や官僚の不祥事の数々です。

  まず始めは銀座トリオと揶揄される、松本純自民党国対委員長代理とその子分田野瀬太道議員と大塚高司議員。最初に緊急事態宣言発令中のにも関わらず深夜におよぶ銀座の高級クラブ通いをスクープされたは松本純自民党国対委員長代理、当初は一人でクラブに行っていたと釈明していましたが、続報で後輩議員二人と連れ立っていたことをすっぱ抜かれて、大嘘つきがバレ、結局3人とも自民党を離党する事に。

 それに続くのが、これ又自民党の白須賀貴樹議員(実は歯科医でもありますが)。3人の先輩議員が痛い目を見ているのにも関わらず銀座の高級クラブに同伴出勤。当初は否定していましたが、同じように週刊誌にスクープ写真が載り、結局嘘がバレ、同じように自民党を離党。以前のIR収賄でも名前が挙がっていて、選挙区での評判がガタ落ちで次期衆議院選挙に出馬しないととして今期での政界引退の結末。

 あまりに同じすぎて、どちらが先だったのか分からなくなりました。自民党議員が新型コロナウィルスの感染拡大なんて気にもしていないのが、よ~く分かりました。おっと自民党だけでなく、与党公明党の遠山清彦・前財務副大臣も銀座クラブ通いがバレ、それと加えて政治資金からキャバクラ費用の出費まで明らかになって結局議員辞職。「どいつもこいつも」と言いたくなるような、与党議員の素行の悪さです。

  銀座クラブ騒動が下火になった所で登場するのが、東京オリンピック大会組織委員会長森喜朗元総理の女性蔑視発言。そしてそれに続く二階自民党幹事長の記者会見でのボランティア辞退者が出たら補充すれば良いという、国民を小馬鹿にしたような発言。どちらも長老政治家の上から目線の古い政治体質の成せる技でしょう。この女性蔑視問題で私が一番驚いたのは、実は森組織委員長でも二階幹事長の発言でもなく、二階幹事長の発言の翌日、二階幹事長に代わって記者会見を行った野田聖子幹事長代理の発言です。この記者会見で前日の二階幹事長の発言について聞かれた野田聖子幹事長代理は、二階幹事長の会見時に隣にいたにも関わらず、発言が聞こえなかったと言い放ったのです。前日のニュースで二階幹事長の隣に居る映像が何度も流れているのに、「聞こえなかった」と言い切る面の皮の厚さにビックリ仰天でした。

 そして最後に飛び出したのが、真打ち登場ではありませんが菅総理の長男の総務省官僚接待問題です。これも週刊文春のスクープでしたが、第一報当初は、菅総理は息子は別人格だから、私は関係ないと言い切り、総務省も会食の事実は確認できないとと白を切っていました。第二報が出ると会食は行われたが、利害関係者だったとは認識していない、業務に関する話はしていないとして、公務員倫理規定に違反はしていないと言い訳を国会で答弁。この時、まさか会食時の音声データがあるとは、菅総理も総務省も思っても居ませんでしたから、何とか自分達の身を守ろうと嘘を堂々と国会で答弁していた訳ですが、会食時の音声データで総務省の管轄である衛星放送に関しての会話が公表され万事休す。菅総理も総務省も国会で野党の追及に頭を下げる事に。さすが、文春砲炸裂です。

 総務省の官僚は停職と処分を受けましたが、接待された官僚の中の一人、総務省退職後に内閣広報官になっていた山田真貴子内閣広報官は、給与の自主返納で今のところ首になることもありませんでした。国会に招致されても、ロン毛、口ひげと言う目立つ風貌の菅総理の息子が会食の席に同席していたかも記憶にないと、子供だましの嘘を国会で答弁するこれまた面の皮の厚いこと。流石と言うか?したたかと言うか? 官僚も政治家に劣らず平気で嘘がつける厚顔無恥、同じ穴のムジナと言う事でしょう。

 それにしても、政治家、官僚の嘘、嘘、嘘の連発。コロナ禍で国民に自粛を強いる中、国を動かす政治家、官僚がこの体たらくでは、日本の将来が心配でなりません。国民の多くはもう気づいています。嘘をつくの政治家官僚の仕事だと。政治家や官僚は、息をするように嘘をつくと。ここに書いた嘘つき政治家や官僚は、自分の家族、子供や孫に胸を張って、国民の為に働いていると言えるのでしょうか?日本の未来を背負う子供達に政治家や官僚は自信の生き様を堂々と見せられるのでしょうか?

 嘘をつくのが政治家や官僚の仕事、あるいは嘘をつかなければやって行けないのが政治家や官僚だとしたら、優秀な子供、学生が政治家や官僚になろうと思うでしょうか?国家のリーダーとして国民を導き未来を切り開くはずの政治家、官僚が、未来を背負う子供達の希望とモチベーションを失わせているのですから、日本を明るい未来に導く優れたリーダーが登場するはずはありません。

 色々な意味で通常と違った暮らしを強いるコロナ禍では失う物ばかりと思っていましたが、平時には明らかにならなかったような政治家や官僚の嘘が明らかになったのは唯一の救いかも知れません。危機に直面した時こそ、その人の本当の人間性が明らかになるという事です。

 今年の秋までには衆議院選挙が行われます。政治家や官僚は「息をつくように嘘をつく」という事を忘れず、私達が唯一国の未来を選択できる選挙権を賢く有効に使わなくてはいけません。オリンピック開催ではなく、それがコロナに勝った証しだと思います。

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