人を動かすのは心院長コラム
2021/02/02 政治・経済
年明け早々に1か月の予定で発出された緊急事態宣言の効果が政府の予測通りにはならず、結局3月初めまで延長される事になると伝えられています。緊急事態宣言のハッシュ術時期を含めて、菅内閣のこれまでのコロナ対策に国民の不信感は高まり内閣支持率は急落。9月の発足時に70%に迫るくらいあった支持率は、今では30%そこそこ、逆に不支持率は10%だったのもが40%半ばとなり、不支持が支持を大きく逆転してしまっています。
菅総理は国会答弁で総理就任以来出来る限りのコロナウィルス感染防止対策を行ってきたと強弁していますが、感染拡大、それに伴う医療崩壊とまで言われる医療体制を見れば菅総理の強弁する仕事ぶりが評価される物かどうかは明らかでしょう。
11月の終わりから感染拡大の兆候があったのにGo toキャンペーン継続したまま、飲食店の時短営業を要請すると言うちぐはぐな対応。北海道と大阪は飲食店の8時までの時短営業を行ったので感染は抑えられているのに東京都は10時までなので感染が抑えられないと会見で言い放っていましたが、その後大阪も北海道も感染は拡大してしまい、菅総理発言は大間違いだったことが明らかになりましたが、この点に関してその後の訂正や謝罪は全くありません。未知のウィルスとの戦いですから、間違いがあるのは仕方がないことですが、間違っていたと認めず、言い訳に終始していたのでは信頼を失うばかりでしょう。
安倍前首相も森友問題、加計学園そして桜を見る会とウソと強弁ばかりでしたが、どの問題も国民の生活に直結して物ではありませんから、多くの国民はある意味人事で安倍首相の口先にごまかされていました。しかし、コロナウィルスは全国民の生活、命に直結する問題なのに、安倍政権の官房長官として手腕を発揮していたと自信を持っていた菅首相は安倍首相と同じようにウソと強弁で乗り切れると高を括っていたのが大きな間違いだったのです。
菅首相は感染拡大が抑えられないのは若者の行動制限が不十分と言うしてきかネット番組に出演しましたが、その暴徒で「今日はガ-ス-です(菅首相の愛称らしい)」と発言し、この緊急事態の中なのに空気が読めないと言われ、記者会見や国会の答弁でも下を向いて原稿を読むばかりで、意思の伝達能力の欠如が指摘されています。そんな菅首相について、私が「自民党の言い訳係」と呼んでいる政治ジャーナリストの田崎史郎さんは「菅さんは口下手」と言っていますが、口下手だから自分の気持ちを伝えられない、心が伝わらない、人を動かせないと言うのは大きな間違いだと思います。人の心に響くのは口先上手で口車に乗せることとは違います。田崎さんは安倍さんは話し上手だから、国民の支持を得ることができたと言っていますが、コロナウィルス感染第一波の時の国民の見事な行動自粛は、安倍さんの言葉による物ではなく、未知のウィルスに対する国民の恐怖心とデパート等の小売業の一斉休業が大きな要因です。
それでは人の心を動かす言葉とは、なんでしょう?コロナウィルス感染に関する政治家の発言では、ドイツのメルケル首相の演説が高い評価を受けていますが、私は人の心に響く発言として挙げたいのはテレビのワイドショーに出演された新宿の焼き鳥田むらの店主です。
今までの2,000万円を借り入れていますが、借金は必ず返済しないといけないから、これ以上の借り入れは不可能で、家族と思う従業員の生活を守るのが経営者の役目だから今回で3度目の時短営業には協力できないと強い言葉で訴えていました。話しぶりは、たどたどしく菅首相よりもずっと口下手だと感じましたが、店主の店と従業員を思う気持ちはヒシヒシと伝わってきました。店主のインタビューが終わった時にスタジオのコメンテーター 元鳥取県知事の片山善博さんが、思わず「心に響きました」とコメントしたのが印象的でした。
日本のリーダーであるハズの菅首相の言葉は人の心に響かず、焼き鳥屋の店主の言葉が人の心に響く、人の心に響き、人を動かす言葉とは何なのでしょう?その答えは、「心の叫び」なのかどうか?心の底から、純粋な心からの言葉なのかどうかと言う事だと思います。
焼き鳥田むらの店主には、店主としての覚悟、お店屋従業員を思う心があるから、その言葉に重みがあり、人の心に響くのです。菅首相の言葉は口先だけで、国民を思う心が無いために国民の心に響かないのです。結局人の心を響かせ、人を動かすのは、口から発せられる言葉ではなく、言葉を発する人の心なのです。メルケル首相は東ドイツで育ち想像を絶する経験をした人だからこそ、人の痛みが分かり、国民を家族のように愛しむ事が出来るのでしょう。それに引き換え、安倍前首相にしても菅首相にしても(たたき上げの苦労人と言われていますがそれはマスコミが作り上げた偶像、詳しくは昨年10月のコラム「ビジョンが見えない菅新総理」を読んで下さい。)、本当に苦労し苦しんだことがないので人の痛みが分からないのです。その首相を筆頭に日本の政治家の大半は子供の頃か優秀な成績エリートで苦労知らず、ある意味自分は別格と無意識のうちに思い込んでいるのです。
自分は大丈夫!おれば別格、その心が表れが、コロナウィルスの感染が拡大中の、緊急事態宣言が発出中の、会食や、深夜に及ぶ銀座のクラブの飲酒等の不謹慎な行動です。人の手本となるべきはずの政治家ですが、寂しいことに今の自民党政権はおれば特別と人を見下す傲慢な政治家ばかりで真の国民のリーダーを見つけることは至難の業のように思われます。人を動かすのは、人の心、この簡単なことが国のリーダーが分かっていないのは何とも寂しいことです。
私は、1997年の金融危機の時にクリニックの経営が揺らぎうつ病を発症しましたが、患者さんスタッフ、そして家族に助けられ、クリニックも私もなんとか立ち直ることが出来ました。その時以来、今の私があるのは患者さん、スタッフ、そして家族のお陰と通過し、そして私のこの世で神様から与えられた役割は、患者さん、スタッフそして家族を幸せにすると事だと思うようになりました。
日々の診療にでも患者さんに本当に必要な治療は何か?矯正治療にかじらず、折角受診してくれた患者さんに何か自分が出来ることはないかと常に考えて患者さんに接しています。クリニックの運営についてもスタッフが楽しくやり甲斐がある職場を作り、クリニックで働いて良かったとを持って貰える様にするのが院長の仕事と思って日々努力しています。クリニックが危機から立ち直り現在まで順調に運営できているのは、私の気持ちが患者さんやスタッフに伝わっているからだと信じています。そんな思いを込めて、医療法人の名称を「ハート」としたのです。
コロナウィルスが図らずも暴いた菅首相のリーダーシップのなさから、「心」の大切さを再確認しました。「人を動かすのは心」、何にも増して大切なのは「心」と信じて、これからも患者さんを、スタッフを家族と思い、クリニックを運営して行こうと思っています。
菅総理は国会答弁で総理就任以来出来る限りのコロナウィルス感染防止対策を行ってきたと強弁していますが、感染拡大、それに伴う医療崩壊とまで言われる医療体制を見れば菅総理の強弁する仕事ぶりが評価される物かどうかは明らかでしょう。
11月の終わりから感染拡大の兆候があったのにGo toキャンペーン継続したまま、飲食店の時短営業を要請すると言うちぐはぐな対応。北海道と大阪は飲食店の8時までの時短営業を行ったので感染は抑えられているのに東京都は10時までなので感染が抑えられないと会見で言い放っていましたが、その後大阪も北海道も感染は拡大してしまい、菅総理発言は大間違いだったことが明らかになりましたが、この点に関してその後の訂正や謝罪は全くありません。未知のウィルスとの戦いですから、間違いがあるのは仕方がないことですが、間違っていたと認めず、言い訳に終始していたのでは信頼を失うばかりでしょう。
安倍前首相も森友問題、加計学園そして桜を見る会とウソと強弁ばかりでしたが、どの問題も国民の生活に直結して物ではありませんから、多くの国民はある意味人事で安倍首相の口先にごまかされていました。しかし、コロナウィルスは全国民の生活、命に直結する問題なのに、安倍政権の官房長官として手腕を発揮していたと自信を持っていた菅首相は安倍首相と同じようにウソと強弁で乗り切れると高を括っていたのが大きな間違いだったのです。
菅首相は感染拡大が抑えられないのは若者の行動制限が不十分と言うしてきかネット番組に出演しましたが、その暴徒で「今日はガ-ス-です(菅首相の愛称らしい)」と発言し、この緊急事態の中なのに空気が読めないと言われ、記者会見や国会の答弁でも下を向いて原稿を読むばかりで、意思の伝達能力の欠如が指摘されています。そんな菅首相について、私が「自民党の言い訳係」と呼んでいる政治ジャーナリストの田崎史郎さんは「菅さんは口下手」と言っていますが、口下手だから自分の気持ちを伝えられない、心が伝わらない、人を動かせないと言うのは大きな間違いだと思います。人の心に響くのは口先上手で口車に乗せることとは違います。田崎さんは安倍さんは話し上手だから、国民の支持を得ることができたと言っていますが、コロナウィルス感染第一波の時の国民の見事な行動自粛は、安倍さんの言葉による物ではなく、未知のウィルスに対する国民の恐怖心とデパート等の小売業の一斉休業が大きな要因です。
それでは人の心を動かす言葉とは、なんでしょう?コロナウィルス感染に関する政治家の発言では、ドイツのメルケル首相の演説が高い評価を受けていますが、私は人の心に響く発言として挙げたいのはテレビのワイドショーに出演された新宿の焼き鳥田むらの店主です。
今までの2,000万円を借り入れていますが、借金は必ず返済しないといけないから、これ以上の借り入れは不可能で、家族と思う従業員の生活を守るのが経営者の役目だから今回で3度目の時短営業には協力できないと強い言葉で訴えていました。話しぶりは、たどたどしく菅首相よりもずっと口下手だと感じましたが、店主の店と従業員を思う気持ちはヒシヒシと伝わってきました。店主のインタビューが終わった時にスタジオのコメンテーター 元鳥取県知事の片山善博さんが、思わず「心に響きました」とコメントしたのが印象的でした。
日本のリーダーであるハズの菅首相の言葉は人の心に響かず、焼き鳥屋の店主の言葉が人の心に響く、人の心に響き、人を動かす言葉とは何なのでしょう?その答えは、「心の叫び」なのかどうか?心の底から、純粋な心からの言葉なのかどうかと言う事だと思います。
焼き鳥田むらの店主には、店主としての覚悟、お店屋従業員を思う心があるから、その言葉に重みがあり、人の心に響くのです。菅首相の言葉は口先だけで、国民を思う心が無いために国民の心に響かないのです。結局人の心を響かせ、人を動かすのは、口から発せられる言葉ではなく、言葉を発する人の心なのです。メルケル首相は東ドイツで育ち想像を絶する経験をした人だからこそ、人の痛みが分かり、国民を家族のように愛しむ事が出来るのでしょう。それに引き換え、安倍前首相にしても菅首相にしても(たたき上げの苦労人と言われていますがそれはマスコミが作り上げた偶像、詳しくは昨年10月のコラム「ビジョンが見えない菅新総理」を読んで下さい。)、本当に苦労し苦しんだことがないので人の痛みが分からないのです。その首相を筆頭に日本の政治家の大半は子供の頃か優秀な成績エリートで苦労知らず、ある意味自分は別格と無意識のうちに思い込んでいるのです。
自分は大丈夫!おれば別格、その心が表れが、コロナウィルスの感染が拡大中の、緊急事態宣言が発出中の、会食や、深夜に及ぶ銀座のクラブの飲酒等の不謹慎な行動です。人の手本となるべきはずの政治家ですが、寂しいことに今の自民党政権はおれば特別と人を見下す傲慢な政治家ばかりで真の国民のリーダーを見つけることは至難の業のように思われます。人を動かすのは、人の心、この簡単なことが国のリーダーが分かっていないのは何とも寂しいことです。
私は、1997年の金融危機の時にクリニックの経営が揺らぎうつ病を発症しましたが、患者さんスタッフ、そして家族に助けられ、クリニックも私もなんとか立ち直ることが出来ました。その時以来、今の私があるのは患者さん、スタッフ、そして家族のお陰と通過し、そして私のこの世で神様から与えられた役割は、患者さん、スタッフそして家族を幸せにすると事だと思うようになりました。
日々の診療にでも患者さんに本当に必要な治療は何か?矯正治療にかじらず、折角受診してくれた患者さんに何か自分が出来ることはないかと常に考えて患者さんに接しています。クリニックの運営についてもスタッフが楽しくやり甲斐がある職場を作り、クリニックで働いて良かったとを持って貰える様にするのが院長の仕事と思って日々努力しています。クリニックが危機から立ち直り現在まで順調に運営できているのは、私の気持ちが患者さんやスタッフに伝わっているからだと信じています。そんな思いを込めて、医療法人の名称を「ハート」としたのです。
コロナウィルスが図らずも暴いた菅首相のリーダーシップのなさから、「心」の大切さを再確認しました。「人を動かすのは心」、何にも増して大切なのは「心」と信じて、これからも患者さんを、スタッフを家族と思い、クリニックを運営して行こうと思っています。