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院長コラムで樋口矯正歯科クリニックの院長を知ろう!河合悟が思うこと。

還暦を迎えて院長コラム

2017/10/01 現代社会

9月15日に60歳の誕生日、還暦を迎えました。大学勤務時代からの仲間とクリニックのスタッフに二度も還暦祝いの会を開いてもらい感激でした。これまでの60年に私の人生を導き、支えてくださった多くの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。

 思い返せば子供の頃は、10歳年の離れた兄と二人兄弟でしたから、甘やかされて、甘えん坊の泣き虫、小学校、中学校でもチビの弱虫、学業の成績も運動神経もパッとせず、本当に目立たない、みんなから忘れられてしまいそうな子供でした。そんな私もどうにかこうにか進学校と言われる高校に入学し、将来何をして生きていくのかと思い悩んだ末、歯科医を選び、何とかこれまでやってこれれました(これについては院長コラム「子供達の夢を奪うのは誰?」を参照)。

 この60年の人生を振り返って思うことは、こんな非力な私でも何とか人並みに幸せに生きてこられたのは、「人の助けがあってこそ」と言うことが全てです。人ひとりの力、特に私の力なんてたかが知れていますが、多くの人の助けがあって何とか歯科医としての仕事を全うでき、家族が安心して暮らせてきたと思います。

 偶然ですが9月の初めに銀行から住宅ローンの最後の支払いが終わるとのハガキが届きました。家族を持つ始まりの結婚式の費用を銀行から借りて始まった私の借金、その後大学院の学費、自宅の購入、クリニックの取得と借金に次ぐ借金人生、一時は一億円に近付いた借金もこれで完済。家族を持ってから初めてローンから初めて開放されました。

 そして感じたことは嬉しさ半分、寂しさ半分。ローンから解放されて嬉しさばかりと思うのが普通でしょうが、この一抹の寂しさはどこから来るのか?自分自身に問いかけ思いをめぐらした結果、何となく自分の役目が終わったのではないか?言う気持ちに行き着きました。借財もなくなり返済の義務から解放されたし、また、子供もまだフラフラ学生をしていますが、ここで私にもしもの事があっても何とか生き抜いていけるでしょうし、自分自身が存在しなくなっても大きな影響がなような、つまりは誰からも必要とされなくなっていく自分の姿が哀れで、寂しく感じたのです。

 人はやはり誰かから必要とされる存在でありたいと思うのではないでしょか?私は特に人から必要とされる事が自分自身の存在意義だと常々思っていました。ですから、自分の義務から解放されると言う事は、自分自身の存在意義を失う事に繋がると感じてしまったのです。

 しかし私にはラッキーな事に私を必要としてくれる沢山の患者さん、そしてクリニックのスタッフがいます。プライベートは事では、人生の役目は段々と終わりつつありますが、私の仕事に終わりは今のところありません。サラリーマンなら還暦で定年、長くても65歳でリタイアでしょうが、開業医の私は気力、体力が続く限り働けます。つまりは、自分自身の気力、体力が続く限り人から必要とされる存在であり続ける事が出来る幸せな環境にいると思いました。

 財政難から年金支給年齢の引き上げや仕事をして収入があれば年金支給額を減額するという政府の方針に対して、「政府はいくつまで働かせるつもりか?」との報道もありますが生涯現役はそんなに悪い事でしょうか?前述のようにプライベートで必要とするお金は還暦を過ぎた頃には減ってきますから収入のために働くのではなく、自分自身のやり甲斐、存在意義のために仕事をするんだと発想を転換してはどうでしょうか?

 収入のためではなく、やり甲斐のためと思うと、きっと選ぶ仕事も違って来ます。今まで蓄えてきた知識、技術を生かせる場所はどこなのか?自分を必要とする場所はどこなのかを純粋に考えられるのが還暦を過ぎた時なのかも知れません。

 昔は還暦で生まれた時に戻ると言われたいたかも知れませんが、長寿社会では初めて仕事に就くときに戻ると考えるのが良いのではないでしょうか?定年の時が実は新卒就職の時の再来、そう思うと新しい人生、未来が開けてきたように思えるのではないでしょうか?

 私自身も自分自身が何をすれば一番人の役に立つのかを改めて考えてみました。色々考え着きましたが、やはりお節介焼きの私に一番向いているのは人の世話をする仕事でしょう。そして、世話をしてもらう必要がある人とはつまり弱い立場の人、つまりは老人と子供です。そこで、私の人生の最後のお役目は老人と子供の面倒を見る事だとの思いにたどり着きました。具体的には老人ホームと保育所を併設して、忙しい親に変わってお年寄りが孫の面倒を見るように子供達と一緒に生活できるコミュニティーを作りたいと思うのです。これまで医療に携わってきた知識と経験を生かして、お年寄りと子供達の心と体の健康を守るこれが私の生きる道。

 私の力では、今すぐには実現できそうにありませんが、目標を定めて日々努力を重ねていけば必ず夢は叶う物、神様は見てくれていると信じてこれからも私をこれまで育て、支えてくれた社会の人々のために一層の努力をしていこうと還暦を期に誓いました。

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