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院長コラムで院長を知ろう!矯正歯科専門医 河合悟が思うこと。

ウ蝕診断装置ダイアグノデント導入の経緯院長コラム

2004/04/20 

 このところ院長トークでは歯科と関係ないことが続きましたので、ウ蝕診断装置ダイアグノデント導入の経緯をお話ししようと思います。

 私には、15才と13才の子供がいます。小さな頃から、虫歯に注意し、毎日寝る前に私が自らは磨きをしていました。ところが年齢が上がるにつれ、子供にも、私にも油断が生まれ、中学生になる頃には虫歯を作ってしまいました。日頃から、患者さんに「虫歯は治療しても人工的な物でなくなった歯の部分を補うだけで、決して元通りに治らない。」と言っていた私は子供以上にショックを受けました。私は、虫歯の部分を削って何かを詰めるという従来からの虫歯の治療は、本来の歯と詰めた物との間からまた虫歯になり易いと言うことから、歯を削る治療に抵抗を感じていました。そこで、私の医局時代の後輩で、虫歯予防に力を入れている小児歯科の坂口先生に子供の治療をお願いすることにしました。診察当日は、私も診療があり子供一人で受診させました。子供の歯を診た坂口先生から、「虫歯は結構深く進行しているので、やはり削って詰める必要があるかも知れない。」との連絡がありました。私は、「先生にお任せしますが、歯を削るのは必要最小限でお願いします。」と答えました。しばらくして坂口先生から、「虫歯の部分がよく清掃できるように虫歯の周りを少し削ってから、ダイアグノデントで測定したところ虫歯の深さはそれほど深くないのでフッ素を塗布すれば、詰めたりする必要はないかも知れない。」と再び連絡がありました。そして、私の子供はサホライドという、虫歯の進行を止めるフッ素の薬剤を塗布して、後は毎日の歯磨きとフッ素ジェルの使用で虫歯の再石灰化を期待するこで、歯に人工的な詰め物をするのを避ける事が出来ました。

 もし、ダイアグノデントを使用して虫歯の進行を適切に把握することが出来なかったら、今頃は私の子供たちの歯は削られ、詰め物がされていたことでしょう。自分の子供の歯をこうして守ってもらった訳ですから、私も自分の患者さんの歯を何とか守るためにはどうしてもダイアグノデントが必要だと思いました。虫歯の治療をしない私が、ダイアグノデントを導入しても、何の利益ももたらさないという意見もありましたが、治療をしない私だからこそ、虫歯の進行を的確に把握し、フッ素等の虫歯予防や再石灰化処置を行うべきだと考え導入を決断しました。

これを機会に、虫歯予防にも一層力を入れていきたいと思っています。

ダイアグノデントにつては「最新情報」を参照してください。

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