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院長コラムで院長を知ろう!矯正歯科専門医 河合悟が思うこと。

ポジティブシンキング院長コラム

2008/03/01 

 ポジティブシンキング、プラス思考、良く耳にする言葉ですがその意味をもう一度考えてみましょう。一般的に物事をすべてプラスに捉え、何か悪いことがあっても”ポジティブに生きよう。”、”前向きに考えまよう。”と自分で自分をコントロールして乗り越えて行くのがポジティブシンキングと考えられています。また、反対にネガティブシンキングは、失敗や悪面ばかりを捉えて前に進めない人の考え方と言われています。

 良い面ばかりを見て突き進むポジティブシンキング、悪い面ばかりを見て前に進めないネガティブシンキングと対比され、多くの人は、ポジティブシンキングが良い事ずくめのように言われていることが多いようです。しかし中には、良い面ばかりを見て突き進むと言うことは、時として自分の考えを押しつけるごう慢さになったり、状況判断が甘くなり大きな失敗に繋がる可能性もあると指摘されています。

 仕事のことや子供のことで悩みが尽きない私も、できるだけポジティブシンキングを心がけて暮らしていますが、私の心がけているポジティブシンキングは、物事の良い面を見ようとするポジティブシンキングとは少し違う気がします。私の考えるポジティブシンキングは、困難な状況に陥ったときそれが神様が自分に与えた試練、自分を成長させるために与えられた課題と捉えることです。その試練を、乗り越えることで自分が一段成長する。試練がなければ成長できないのだから、試練が与えられたことを感謝する。そんな気持ちです。困難な状況に陥ったときどうしても”何で、何で”とか”自分ばっかりどうしてこんなに苦労しなくてはいけない”と泣き言ばかり言いたくなりますが、これが私が思うネガティブシンキング。それでは、成長はありません。

 試練が与えられていると思うことは、診療室でもしばしばです。治療が難しい患者さんを苦労の果てに何とか治療を終えると、ホッとする間もなくもっと難しい患者さんが現れる。まるでこれでも治せるかと挑戦を受けているかのごとく、神様が私に試練を与えて下さる。そんな感じです。でもその患者さんを治療させていただかなくては、自分自身の矯正歯科医としての成長はありません。難しい患者さんを治療させていただくことで自分自身が成長していく、それを信じて困難な治療に何時も自分を奮い立たせて挑んでいるのです。

 困難な状況に陥った時物事の良い面ばかりを見て楽観的に考えるのではなく、その状況の厳しさを冷静に受け止め、それを乗り越えることで成長する自分自身を信じて努力する。過去を振り返った時、あんな苦しいことが有ったけど、あの困難が有ったから今の自分があると言える日がきっと来ると信じること。それが私のポジティブシンキングです。

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