院長コラムで院長を知ろう！矯正歯科専門医　河合悟が思うこと。

　長女が高校を卒業します。子育ても一段落の予定でしたが、大学受験の結果は芳しくなく、親子共々もう1年頑張らなくてはいけないようです。
　長女は、私が大学院を修了し、やっと学生証がなくなった年に生まれした。赤ちゃん、幼稚園、そして小学生と手のかかる時期は、時の経つのが遅く早く大きくならないかと願っていましたが、今となってはあっと言う間でもっといろんな事を一緒にしておけば良かったかなと、思ったりもします。幼稚園や学校行事にも時間の許す限り参加し、小学校のPTAの役員もやらせてもらいました。子育ても夫婦二人で全力投球してきたつもりです。　これまでの子育てを通じて私が学んだことは、”子育ては、子供を成長させるだけでなく、親をも成長させること”でした。私の子供が素直で勉強も良くでき、親の手を煩わさず、心配もかけないよい子だったらこんな風には考えなかったに違い有りません。私の子供達は、精一杯親に面倒をかけ、心配させる子供なので、親の私たちは、色々な経験をさせられ、いつも考えさせられ、あるいは自分ではどうにも出来ないジレンマにも耐えてきました。その全てが、私たち夫婦の人間としての成長に不可欠だったと思います。この子育ての経験が有ってこそ、優しさや慎み深さ、あるいは人の情けと言った人間性が培われるのです。
　子育ては苦労も多いですが、その時々の子供の成長や笑顔、沢山の家族の思い出作り、その上自分たちの人間性の向上と楽しみや良いことも盛りだくさんです。私は、苦労や心配ばかりかけ、いつもしかってばかりの子供達ですが、私たちの人間性と人生をより豊かなものにしてくれるその子供を私たち夫婦に授けてくださった神様に感謝しています。
　来年こそは長女が希望の大学に合格してくれることと、子供達が立派な大人になり、幸せな人生を歩むことを心から願って、これからも子育てに全力投球するつもりです。