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院長コラムで院長を知ろう!矯正歯科専門医 河合悟が思うこと。

2004年をふり返って院長コラム

2004/12/31 

 今年は、バブル崩壊後の不況を乗り越え景気が上向き、自信を失っていた日本全体が少し元気になってきた年でした。また、経済の好調さと裏腹に、豪雨や台風そして地震と自然の猛威に翻弄された一年でもありました。
 来年こそ、平和で、明るい1年になることを願いながら、樋口矯正歯科クリニックの2004年の総括を報告をさせて頂きたいと思います。
 2004年に新しく来院された患者さんの数(新患数)は、327名で前年に比較して18名増加し、1970年開院以来の総患者数は8122名となりました。年齢別に見ますと今年も18歳以下学童、中高生割合が減少しその割合は30%となってしまいました。矯正歯科治療は、子供が受けるものとの印象が強かった頃とは様変わりで、成人、中でも25歳以降の年齢層の方の割合が50%を越え、私のクリニックでは矯正治療は大人が受ける治療になっているのが現状です。(グラフ参照)
  また、この一年間に顎変形症(手術を必要とするような著しい顎の骨の大きさの不調和がある症例)で外科的矯正手術を施行した患者さんは23名でした。
 今年から、「歯周病の予防や治療には正しい噛み合わせが大変重要だ」という私の考えに基づいて、お子さんを治療にお連れになったお母さんに、矯正治療の必要性を積極的にお話しするようにしてきました。最近になり、自分の歯で一生噛んでいくためにと、親子で矯正治療を受けて頂ける患者さんも徐々にではありますが増加し、大変嬉しく思っています。
 今年も「一生自分の歯で食べて行くには正しい歯並びが必要不可欠であり、歯周病に治療や予防の手段として矯正歯科治療が有効である」ことを少しでも歯科領域あるいは一般社会に理解してもらいたい思い、学会活動にも力を入れ、日本矯正歯科学会総会で症例報告を行いました。また、アメリカ、テキサス州サンアントニオで開かれましたCharles H. Tweed International Foundation for Orthodontic Education and Researchの総会に参加し、症例展示を行いました。今後も、こうした私の考えを広めるべく、できる限り私なりの情報発信をしていきたいと思っています。
 そして一年間色々とお世話になった先生方、共に頑張ってきたスタッフ、そして数ある矯正歯科医院の中から樋口矯正歯科クリニックを選び信頼し、治療をさせて頂きました患者さんに心から感謝いたしております。
 一年間本当にありがとうございました。

2004年12月31日
院長 河合 悟

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