2016年 新年のご挨拶院長コラム
2016/1/1 ご挨拶
新年明けましておめでとうございます
昨年の流行語大賞は「爆買い」と「トリプルスリー」でした。ニュースやネットコメントでも「爆買い」に異論はありませんでしたが、「トリプルスリー」については疑問だらけで、野球に興味が無い人にとっては、その意味さえ分からないのでは言われる始末でした。私なりの流行語大賞は「集団的自衛権」と「爆買い」、この二つは日本が大きく変わっていく起点となるキーワードだと思います。そしてもう一つ、同じく年末に発表された昨年の漢字は”安”。「安」全保障関連法案の審議、テロ事件や異常気象など、人々を不「安」、建築偽装問題やメーカーの不正が発覚し、暮らしの「安」全が揺らいだ事等を象徴して選ばれました。それに対して、私の昨年の漢字は「変」、そう変化の「変」です。
「集団的自衛権」と「爆買い」で日本は大きな変革の時にあるように思うのです。「集団的自衛権」を認めた事で自衛隊の海外派兵が可能になり、安倍首相に言わせれば日本も「普通の国」にやっとなれたとの事ですが、アメリカやヨーロッパの国々と同じようにテロの標的になる国になったとも言えるのです。
IS(イスラム国)を始とする中東のテロリストが極悪非道なのは言うまでもありませんが、元をたどればテロリストを生んだのは千年以上前からのキリスト教とイスラム教の宗教戦争やヨーロッパ諸国の中東の一方的な国境設定による民族、不足の分断です。つまり世界に広がるテロの恐怖の原因の一端は、実はテロの標的となっている欧米諸国にもある訳です。
しかし、運が良い事に日本は中東での宗教紛争や国境問題には一切関係ありませんから、本来ならば中東のテロリストから狙われる事はなかったのです。しかし、安倍首相の「普通の国」のおかげでテロリストから欧米諸国の一員と見なされてしましましたから、これから何が起こるか心配の種は尽きません。
その上、「集団的自衛権」を認めた事で日本だけでなく東南アジアの国々とも領土問題でぎくしゃくしている中国を一段と刺激する事になり、「集団的自衛権」が武力衝突の抑止力となるのか大いに疑問です。
そこで、大切なのがもう一つの流行語「爆買い」です。地方都市の福岡でも昨年一年間の街の変化は目を見張る物があります。外国人がスマホや地図を片手に街を歩く外国人の姿が日常の風景になり、天神地下街はウィークデイにも関わらず、多くの人で賑わっているようになりました。ホテルや飲食店は大繁盛で、予約を取るのが難しい程です。
円安をきっかけとした訪日外国人の日本の社会に与える影響は、人口の少ない地方都市ほどほんの少しインバウンド消費が増えただけで絶大です。工場を建てる必要も無く、今までの街がそのまま資源に変わる観光は、地方都市にとって恵の雨です。「爆買い」つまり訪日外国人の増加が過疎化の進む地方都市を活性化し、人口減少を止める特効薬となるではと期待しています。
同時に訪日外国人の増加は、日本の文化や国民性を世界の人々に知ってもらうチャンス、日本人が真面目で礼儀正しくそして、平和を愛する民族なのかを知ってもらい、日本を好きになってもらうのです。それが日本の平和への一番の近道。日本が右翼傾向と強め再び侵略戦争を起こすのではないかと吹聴する中国、韓国の人にもどんどん日本に観光に来てもらい、平和を希求する日本人の姿を見てもらうのです。
身勝手な政治家が「集団的自衛権」で国の安全を脅かそうとしてるのを、国民一人一人が外国人観光客をもてなす事で国の安全を勝ち取る、なんも皮肉な事ですが、ここは「爆買い」を最大限利用して、今年は昨年以上に景気の良い、明るい年になればと願っています。
さて2016年の年頭に当たり、樋口矯正歯科クリニックの2016年の総括を報告させて頂きたいと思います。
昨年は368名の新しい患者さんに受診していただくことができました。これで2015年末までの総新患数は12,058名となりました(グラフ参照)。
また、この一年間に顎変形症(手術を必要とするような著しい顎の骨の大きさの不調和がある症例)で外科的矯正手術を施行した患者さんは27名で、開院以来の総数が413名となりました。昨年から、諸処の事情で大部分の手術を福岡大学病院歯科口腔外科の喜久田利弘教授にお願いする事になり、当初は連携に不慣れなため右往左往する事もありましたが、何とか以前と変わりなく、嫌それ以上に安心して外科的矯正治療を行えるようになりました。
昨年初めには新しい診療部門として訪問診療部を開設し、これで矯正歯科、口臭クリニック、訪問診療部と3つの診療部門を持つ事になりました。3つの診療部門は、一見全く関係ないように思われがちですが、いずれも咬む、飲み込む、話す、呼吸すると言う口の機能を改善を目的は同じです。 矯正歯科治療で得た知識や経験を口臭クリニックや訪問診療部の診療で活かし、また口臭クリニックや訪問診療部での知見を矯正歯科にフィードバックさせて行ければと思っています。
本年もクリニックの願いである"患者さんのことを家族と思い、皆様の健康の維持増進に貢献する"の気持ちを大切にスタッフ一同と地道に努力していくつもりです。
本年も宜しくお願い致します。
昨年の流行語大賞は「爆買い」と「トリプルスリー」でした。ニュースやネットコメントでも「爆買い」に異論はありませんでしたが、「トリプルスリー」については疑問だらけで、野球に興味が無い人にとっては、その意味さえ分からないのでは言われる始末でした。私なりの流行語大賞は「集団的自衛権」と「爆買い」、この二つは日本が大きく変わっていく起点となるキーワードだと思います。そしてもう一つ、同じく年末に発表された昨年の漢字は”安”。「安」全保障関連法案の審議、テロ事件や異常気象など、人々を不「安」、建築偽装問題やメーカーの不正が発覚し、暮らしの「安」全が揺らいだ事等を象徴して選ばれました。それに対して、私の昨年の漢字は「変」、そう変化の「変」です。
「集団的自衛権」と「爆買い」で日本は大きな変革の時にあるように思うのです。「集団的自衛権」を認めた事で自衛隊の海外派兵が可能になり、安倍首相に言わせれば日本も「普通の国」にやっとなれたとの事ですが、アメリカやヨーロッパの国々と同じようにテロの標的になる国になったとも言えるのです。
IS(イスラム国)を始とする中東のテロリストが極悪非道なのは言うまでもありませんが、元をたどればテロリストを生んだのは千年以上前からのキリスト教とイスラム教の宗教戦争やヨーロッパ諸国の中東の一方的な国境設定による民族、不足の分断です。つまり世界に広がるテロの恐怖の原因の一端は、実はテロの標的となっている欧米諸国にもある訳です。
しかし、運が良い事に日本は中東での宗教紛争や国境問題には一切関係ありませんから、本来ならば中東のテロリストから狙われる事はなかったのです。しかし、安倍首相の「普通の国」のおかげでテロリストから欧米諸国の一員と見なされてしましましたから、これから何が起こるか心配の種は尽きません。
その上、「集団的自衛権」を認めた事で日本だけでなく東南アジアの国々とも領土問題でぎくしゃくしている中国を一段と刺激する事になり、「集団的自衛権」が武力衝突の抑止力となるのか大いに疑問です。
そこで、大切なのがもう一つの流行語「爆買い」です。地方都市の福岡でも昨年一年間の街の変化は目を見張る物があります。外国人がスマホや地図を片手に街を歩く外国人の姿が日常の風景になり、天神地下街はウィークデイにも関わらず、多くの人で賑わっているようになりました。ホテルや飲食店は大繁盛で、予約を取るのが難しい程です。
円安をきっかけとした訪日外国人の日本の社会に与える影響は、人口の少ない地方都市ほどほんの少しインバウンド消費が増えただけで絶大です。工場を建てる必要も無く、今までの街がそのまま資源に変わる観光は、地方都市にとって恵の雨です。「爆買い」つまり訪日外国人の増加が過疎化の進む地方都市を活性化し、人口減少を止める特効薬となるではと期待しています。
同時に訪日外国人の増加は、日本の文化や国民性を世界の人々に知ってもらうチャンス、日本人が真面目で礼儀正しくそして、平和を愛する民族なのかを知ってもらい、日本を好きになってもらうのです。それが日本の平和への一番の近道。日本が右翼傾向と強め再び侵略戦争を起こすのではないかと吹聴する中国、韓国の人にもどんどん日本に観光に来てもらい、平和を希求する日本人の姿を見てもらうのです。
身勝手な政治家が「集団的自衛権」で国の安全を脅かそうとしてるのを、国民一人一人が外国人観光客をもてなす事で国の安全を勝ち取る、なんも皮肉な事ですが、ここは「爆買い」を最大限利用して、今年は昨年以上に景気の良い、明るい年になればと願っています。
さて2016年の年頭に当たり、樋口矯正歯科クリニックの2016年の総括を報告させて頂きたいと思います。
昨年は368名の新しい患者さんに受診していただくことができました。これで2015年末までの総新患数は12,058名となりました(グラフ参照)。
また、この一年間に顎変形症(手術を必要とするような著しい顎の骨の大きさの不調和がある症例)で外科的矯正手術を施行した患者さんは27名で、開院以来の総数が413名となりました。昨年から、諸処の事情で大部分の手術を福岡大学病院歯科口腔外科の喜久田利弘教授にお願いする事になり、当初は連携に不慣れなため右往左往する事もありましたが、何とか以前と変わりなく、嫌それ以上に安心して外科的矯正治療を行えるようになりました。
昨年初めには新しい診療部門として訪問診療部を開設し、これで矯正歯科、口臭クリニック、訪問診療部と3つの診療部門を持つ事になりました。3つの診療部門は、一見全く関係ないように思われがちですが、いずれも咬む、飲み込む、話す、呼吸すると言う口の機能を改善を目的は同じです。 矯正歯科治療で得た知識や経験を口臭クリニックや訪問診療部の診療で活かし、また口臭クリニックや訪問診療部での知見を矯正歯科にフィードバックさせて行ければと思っています。
本年もクリニックの願いである"患者さんのことを家族と思い、皆様の健康の維持増進に貢献する"の気持ちを大切にスタッフ一同と地道に努力していくつもりです。
本年も宜しくお願い致します。