今、メディアに求められているもの院長コラム
2011/04/01
東日本大震災により被災された皆さま、ご家族ならびにご関係者の皆さまに心からお見舞いを申し上げますと共に被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。
3月11日午後の地震発生以来全ての日本国民は被災された方々のことを思い心を痛めています。そして、被災された方々に対して自分にできることがあれば何かしたいと思っています。テレビで流れる被災地の状況を見れば見るほど、その思いは強くなり、国民の全てが被災された方々と心を一つにこの国難に立ち向かおうと決意しています。
日本の非常事態とも言えるこの時期に一部のメディアでは、平時と変わらぬ感覚で政府や官僚批判を行っています。例えば菅首相が福島第一原発を視察に行ったことで事故への対応が遅れたとか、副大臣を入れ替えたことで首相の側近がいなくなり官邸で菅首相が孤立しているとか、勝手な憶測とも言える記事を次々と配信しています。(樋口矯正歯科クリニック院長ブログ参照)
震災から半月が過ぎ、新聞、テレビはさほどではありませんが、週刊誌にはこうした政府、与党の対応を批判する記事が日を追う毎に多くなっているようです。まだまだ、被災地は復興どころでなく、行方不明者の捜索や亡くなった方の埋葬ですら十分でない状況なのにメディアはいつの間にか平時に戻ろうとしているのです。そしてそれに呼応するかのように政治家の間でも与野党の対決、与党民主党内での主導権争いなどが、大震災以前とまでは言いませんが散見されるようになってきました。
観測史上最大規模の地震、津波による想定を越える被害で政府、与党の対応が万全とは言えない部分があるのは確かでしょう。しかし平時ならいざ知らず、この悲惨な事態を目の当たりにして死力を尽くさない政治家や官僚がいるでしょうか?菅首相の原発視察に同行した原子力安全委員会の班目春樹委員長の「首相が『原子力について少し勉強したい』ということで私が同行した」と言う発言を捉えて、首相が物見遊山に原発に出かけたかのように報道する記事もあります。仮にも私たち国民が選んだ首相がこの国難の時に物見遊山と報じるとは、首相を小馬鹿にしているだけでなく私たち国民をも馬鹿にしていることになります。この国難の時だからこそ、国を動かす政治家や官僚が国民の為に死力を尽くしていると思えるような記事がどうして書けないのでしょう。些細なミスや発言の言葉尻を捉えた揚げ足取りのような報道をしている場合じゃないはずです。
報道機関には、第二次大戦時の政府の大本営発表を何の検証もなく報道し国民を悲惨な戦争へと導いたトラウマがあるのかも知れませんが、今回の大震災による国難に際しても相変わらす、政府や与党にネガティブ報道が目立ちます。この大震災の復興には政治も与党、野党の区別なく、また民間も企業、労働者の区別なく、全ての国民が力を合わせる事が必要です。メディアもこの事を肝に銘じ、政治家や官僚そして全ての国民が被災された方々の為に様々な活動をしていることを報じることが重要です。こうしたポジティブな報道で被災された方々は様々な援助や応援で勇気づけられますし、政治家や官僚は一層自分たちの役割の重要さを実感し、やる気も倍増することでしょう。
今、日本のメディアに求められているのは、政治家が小異を捨て結束出来るよう、また官僚が本当に公僕として日本国民の為に死力を尽くしたくなるよう政治家や官僚を応援し、国民を勇気づけ日本国民の心を「復興」の一文字に導く様なポジティブな報道だと思います。
3月11日午後の地震発生以来全ての日本国民は被災された方々のことを思い心を痛めています。そして、被災された方々に対して自分にできることがあれば何かしたいと思っています。テレビで流れる被災地の状況を見れば見るほど、その思いは強くなり、国民の全てが被災された方々と心を一つにこの国難に立ち向かおうと決意しています。
日本の非常事態とも言えるこの時期に一部のメディアでは、平時と変わらぬ感覚で政府や官僚批判を行っています。例えば菅首相が福島第一原発を視察に行ったことで事故への対応が遅れたとか、副大臣を入れ替えたことで首相の側近がいなくなり官邸で菅首相が孤立しているとか、勝手な憶測とも言える記事を次々と配信しています。(樋口矯正歯科クリニック院長ブログ参照)
震災から半月が過ぎ、新聞、テレビはさほどではありませんが、週刊誌にはこうした政府、与党の対応を批判する記事が日を追う毎に多くなっているようです。まだまだ、被災地は復興どころでなく、行方不明者の捜索や亡くなった方の埋葬ですら十分でない状況なのにメディアはいつの間にか平時に戻ろうとしているのです。そしてそれに呼応するかのように政治家の間でも与野党の対決、与党民主党内での主導権争いなどが、大震災以前とまでは言いませんが散見されるようになってきました。
観測史上最大規模の地震、津波による想定を越える被害で政府、与党の対応が万全とは言えない部分があるのは確かでしょう。しかし平時ならいざ知らず、この悲惨な事態を目の当たりにして死力を尽くさない政治家や官僚がいるでしょうか?菅首相の原発視察に同行した原子力安全委員会の班目春樹委員長の「首相が『原子力について少し勉強したい』ということで私が同行した」と言う発言を捉えて、首相が物見遊山に原発に出かけたかのように報道する記事もあります。仮にも私たち国民が選んだ首相がこの国難の時に物見遊山と報じるとは、首相を小馬鹿にしているだけでなく私たち国民をも馬鹿にしていることになります。この国難の時だからこそ、国を動かす政治家や官僚が国民の為に死力を尽くしていると思えるような記事がどうして書けないのでしょう。些細なミスや発言の言葉尻を捉えた揚げ足取りのような報道をしている場合じゃないはずです。
報道機関には、第二次大戦時の政府の大本営発表を何の検証もなく報道し国民を悲惨な戦争へと導いたトラウマがあるのかも知れませんが、今回の大震災による国難に際しても相変わらす、政府や与党にネガティブ報道が目立ちます。この大震災の復興には政治も与党、野党の区別なく、また民間も企業、労働者の区別なく、全ての国民が力を合わせる事が必要です。メディアもこの事を肝に銘じ、政治家や官僚そして全ての国民が被災された方々の為に様々な活動をしていることを報じることが重要です。こうしたポジティブな報道で被災された方々は様々な援助や応援で勇気づけられますし、政治家や官僚は一層自分たちの役割の重要さを実感し、やる気も倍増することでしょう。
今、日本のメディアに求められているのは、政治家が小異を捨て結束出来るよう、また官僚が本当に公僕として日本国民の為に死力を尽くしたくなるよう政治家や官僚を応援し、国民を勇気づけ日本国民の心を「復興」の一文字に導く様なポジティブな報道だと思います。