遊就館を知っていますか?院長コラム
2006/03/16
先日、日本Tweed研究会の理事会で東京に行ったついでに遊就館を見てきました。遊就館と言っても、多くの人はその名前を知らないと思います。私自身もつい昨年の夏まで知りませんでした。遊就館とは靖国神社に併設されている軍事博物館で明治15年に開館し、平成14年7月増築が行われ現在に至っています。私が、遊就館を知ったきっかけは、小泉首相の靖国神社参拝問題で、中国や韓国の批判とそれに付随する様々な新聞記事の中に遊就館の名があったことでした。その記事の中には、中国や韓国だけでなくアメリカの政治家までもが非公式に増築後の遊就館を視察に来ているとありました。そして、遊就館に靖国神社の理念が示されており、その理念があるからこそ諸外国が小泉首相の参拝に反対するではないかと書かれていました。
この新聞記事を見て私は、外国の政治家等が訪れその理念を知った上で首相の参拝を批判しているのに、日本人である自分自身がその内容を知らないで参拝に賛成、反対を口にする資格はないように思い、遊就館を見学する機会を探したいたわけです。遊就館を見学して、私は、遊就館は単なる軍事博物館ではなく、靖国神社が考える歴史観を示すことにある事を強く感じました。それは、私が学校教育で習った歴史観とは大きく食い違った物でしたが、過去をふり返ったとき立場、立場で事実の解釈が違うこともありますから、一概にどちらが正しいと決めることは出来ませんが、靖国神社が持つ歴史観、その理念には驚かされました。そして、靖国神社が、日本全国にたくさんある神社とは全く違った存在であることを遊就館を訪れて初めて実感したのです。
こうした独自の歴史観や理念持った靖国神社に首相が参拝するとは、単なる戦没者慰霊と言う意味だけでなく、もっと重要な意味があるように思えたなりませんでした。私たち国民も靖国神社の特殊性を知った上で、小泉首相の参拝の是非について判断するべきではないでしょうか。またマスコミも単に参拝の事実や諸外国の反応を伝えるのではなく、一般大衆が正しい判断ができるように靖国神社の本質を伝える必要があると思いました。
報道や言論の自由が十分保障された国にいながら、物事の本質を知ることの難しさを痛感すると共に、改めて自分自身が積極的に情報を手に入れることの重要さを再認識しました。
皆さんも機会があれば、遊就館を訪れてみては如何でしょう。
この新聞記事を見て私は、外国の政治家等が訪れその理念を知った上で首相の参拝を批判しているのに、日本人である自分自身がその内容を知らないで参拝に賛成、反対を口にする資格はないように思い、遊就館を見学する機会を探したいたわけです。遊就館を見学して、私は、遊就館は単なる軍事博物館ではなく、靖国神社が考える歴史観を示すことにある事を強く感じました。それは、私が学校教育で習った歴史観とは大きく食い違った物でしたが、過去をふり返ったとき立場、立場で事実の解釈が違うこともありますから、一概にどちらが正しいと決めることは出来ませんが、靖国神社が持つ歴史観、その理念には驚かされました。そして、靖国神社が、日本全国にたくさんある神社とは全く違った存在であることを遊就館を訪れて初めて実感したのです。
こうした独自の歴史観や理念持った靖国神社に首相が参拝するとは、単なる戦没者慰霊と言う意味だけでなく、もっと重要な意味があるように思えたなりませんでした。私たち国民も靖国神社の特殊性を知った上で、小泉首相の参拝の是非について判断するべきではないでしょうか。またマスコミも単に参拝の事実や諸外国の反応を伝えるのではなく、一般大衆が正しい判断ができるように靖国神社の本質を伝える必要があると思いました。
報道や言論の自由が十分保障された国にいながら、物事の本質を知ることの難しさを痛感すると共に、改めて自分自身が積極的に情報を手に入れることの重要さを再認識しました。
皆さんも機会があれば、遊就館を訪れてみては如何でしょう。