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院長コラムで院長を知ろう!矯正歯科専門医 河合悟が思うこと。

2003年を振り返って院長コラム

2003/12/31 

 イラク戦争、SARSの蔓延、テロの頻発、不安が広がるばかりだった2003年も終わろうとしています。年の終わりが近づくにつれ、阪神タイガース18年ぶりの優勝、景気の物持ち直し、フセインの拘束と来年に向かって少しずつ明るさが見え始めているような気もします。
 来年こそ、明るく希望溢れる1年になることを期待しつつ、樋口矯正歯科クリニックの2003年の総括を報告をさせて頂きたいと思います。
 2003年に新しく来院された患者さんの数(新患数)は、309名で前年に比較して約18%の増加し、1970年開院以来の総患者数は7795名となりました。年齢別に見ますと成人、中でも30歳代以降の年齢層の方の増加が目立っていました(グラフ参照)
 この一年間に顎変形症(手術を必要とするような著しい顎の骨の大きさの不調和がある症例)で外科的矯正手術を施行した患者さんは17名でした。
 30歳代以降の患者さんの中には矯正歯科治療を歯周病治療の一環としているケースも見られるようになってきました。これは少しずつではありますが、「歯周病の予防や治療には正しい噛み合わせが大変重要だ」という私の考えが患者さんに伝わってきていると思い大変嬉しく感じています。
 また、今年は「一生自分の歯で食べて行くには正しい歯並びが必要不可欠であり、歯周病に治療や予防の手段として矯正歯科治療が有効である」ことを少しでも歯科領域あるいは一般社会に理解してもらいたく、学会活動にも力を入れ、講演3回、症例報告4回を行いました。今後も、こうした私の考えを広めるべく、できる限り私なりの情報発信をしていきたいと思っています。、
 一年間色々とお世話になった先生方、共に頑張ってきたスタッフ、そして数ある矯正歯科医院の中から樋口矯正歯科クリニックを選び信頼し、治療をさせて頂きました患者さんに心から感謝いたしております。
 一年間本当にありがとうございました。

2003年12月31日
院長 河合 悟

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