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院長コラムで院長を知ろう!矯正歯科専門医 河合悟が思うこと。

あけましておめでとうございます。院長コラム

2024/01/01 お知らせ

コラムに一年のまとめを始めて書いたのは2002年の年末、いつの間にか20年以上の月日が流れてしまいました。2002年の年末のコラムを読み返してみたら、その年の日本は不況に覆い尽くされていたようでした。それから今日まで日本の経済は右肩下がり、所得も下がり続け、今では先進7カ国で最低になってしまいました。その間、日本の政治は約3年間の民主党政権を除いて、自民党が政権を担当してきました。そしてその半分の約9年間を故安倍晋三氏が総理を務めていました。その間、様々な疑惑、「森友」、「加計学園」、「桜を見る会」、そして一昨年の銃撃事件で明らかになった「統一教会問題」等々色々ありましたが、国民は相変わらず自民党政権を選んでいるのが現状です。

 しかし、昨年の晩秋からにわかに政界を揺るがす大事件、「政治資金パーティによる裏金疑惑」が勃発して自民党による長期政権の膿が噴出しそうな状況です。政治家のパーティと言えば安倍元首相の桜を見る会のパーティの収支のも不透明さが問題になりましたが、その時は検察が動く事もなく野党とマスコミが一騒ぎしておしまいでしたが、今回は検察の意気込みも驚くばかりです。願わくば検察が安倍政権に忖度してきた過去を償う為に今年こそ自民党長期政権の闇を白日の下に晒してほしいものです。そして再び政権交代が起これば、かつて民主党政権で菅直人厚労大臣が、薬害エイズ問題で存在しないと官僚が言っていた書類を厚労省の倉庫から探し出し、国が責任を認め薬害エイズ被害者に謝罪することになったように、森友、加計学園問題等々でも官僚の忖度の証拠が明るみに出るかも知れません。

 ロシアのプーチンにしろ、中国の習近平にしろ長期政権、独裁政権は、暴走するのが世界の常。長期政権になると出世を目当てに権力者にすり寄り忖度する行政官つまり役人が出てくるのは当たり前です。そして権力者は正しい情報が耳に入らず、自身の考えに固執して暴走を始めるわけです。その結果、国民は苦しみ、いずれ国は滅びます。それを防ぐためにロシアにも人にという制度が中国にも最高権力者の任期を定めていましたのに、プーチンも習近平も権力を笠に法を無視して長期政権を実現しました。故安倍晋三元首相も同様に1期3年、2期までの自民党総裁任期を延長して権力の座に固執し、ある意味独裁政権を作り上げました。その結果、やはり国は衰退して国民は貧乏になってしまったのです。

 また、故安倍元首相の業績?言えば、中国を念頭に置いた過剰な防衛力の強化も挙げられます。紛争抑止のためには防衛力の強化が欠かせないと自民党は訴えますが、防衛力の強化が紛争の抑止に全く役に立たない事を昨年秋に突如勃発したイスラエル・ガザ戦争が証明しました。イスラエルは、ミサイル防衛システムアイアンドームの開発でも明らかな様に軍事力でパレスチナを圧倒していたにも関わらず、ハマスによる襲撃で多数の市民が犠牲になりました。結局、武力をいくら増強したところで国民の命を守れない事が明らかになったわけです。私は以前のコラム「集団的自衛権よりも国費留学生」に書いたように武力衝突を避ける一番効果的な方法は、相互の市民の交流だと思います。相互交流によりお互いの考えの違いを知り理解し合うこと、これが第一。イスラエルはパレスチナに対してアメリカの後ろ盾と経済優位性を利用して、パレスチナを抑圧し続けてきました。それに対してパレスチナは反発し度々紛争が起こってきたのですが、イスラエルが軍備に費やした費用をパレスチナの救済に充て、市民の交流を図り、イスラエル、パレスチナがともに国家として両立する事を目指していれば、今回のような紛争が起こったでしょうか?

 パレスチナに比べれば平和な日本ですが、昨年から日本の社会システムが根底から揺るがす人手不足が大問題となっています。コロナ禍の4年間に社会人となって若者よりも離職する高齢者の方が多く、労働者は毎年確実に減っていたのです。しかし、コロナによる経済活動の低下により労働力不足がマスキングされていたのですが、コロナが明けて経済活動が活発化したことで、その4年分の労働者の減少が一気に表面化してきたのです。バスの路線の廃止、工事の遅れ、タクシ-不足等々、現場で働く労働者が驚くほどの人手不足となっているのです。このままでは社会が回らなくなるのが目に見えています。学歴優位の社会が続いてきましたが、人手不足によって実は社会を円滑に動かしているのは現場での労働者、技術者である事が広く認識されつつあります。社会システム安定のためには現場労働者の社会的、経済的地位を向上させ、現場労働者が魅力ある職業とするが必要です。

  コロナ禍が明ければ、以前の暮らしが戻ってくると思っていましたが4年間は長く、社会の情勢は思ったよりも大きく変わっていました。そして今年、日本の従来の社会システムがついに賞味期限切れとなり、社会の仕組みが大きく変わっていくターニングポイントとなる気がしてなりません。

 さて2024年の年頭に当たり、樋口矯正歯科クリニックの2023年の総括を報告させて頂きたいと思います。昨年は395名の新しい患者さんに受診していただけ、2023年末までの総新患数は15,220名となりました(下部 関連ファイル>年度別新患者数実績(2000~2023年)参照) 。2010年7月に10,000名でしたから、それから13年で5,000名の患者さんに受診して頂く事ができました。1970年の開業から40年で10,000名だったペースから比べますと矯正歯科医院の増加にも関わらず、増加のペースは1.5倍以上となっており矯正歯科治療を受ける患者さんが著しく増加している事を実感します。

 今年は20代の患者さんが増加していましたが、この20代の患者さん達の中には以前に矯正治療を受けたことがある方が目立っていました。治療効果が不十分なマウスピース矯正の普及の拡大で、治療の失敗や治療後の不正咬合の再発を主訴とする患者さんが週に一人は受診されるようになりました。昨年は、マウスピース矯正を行っていた複数の大手歯科チェーンが倒産し、社会問題にもなりました。そろそろ、マウスピース矯正がいかにいい加減な、胡散臭い治療法(治療というのはおこがましいですが)である事が、少しずつ社会にに周知されて来ているようにも感じます。そうしたことから矯正歯科界、マウスピース矯正業者にとっても今年がターニングポイントになるかも知れません。

 そして、この一年間に顎変形症(手術を必要とするような著しい顎骨の大きさの不調和がある症例)で外科的矯正手術を施行した患者さんは62名で、累計789名となりました。また、手術を受ける患者さんの年齢も一段と幅広くなり最高齢は68歳の患者さんでした。これも、正常な骨格形態、咬合が健康を左右する事が少しずつ認知されてきたからでしょう。

 樋口矯正歯科クリニックは、美しさを求める「美容矯正」とは一線を画し、単に歯並びと言う形態を改善するのではなく、「食べる」、「飲み込む」、「息をする」と言う口の機能の改善、維持向上による生きる力の増進を目指す「医療矯正」の道を究めていきます。

 本年もクリニックの願いである"患者さんのことを家族と思い、皆様の健康の維持増進に貢献する"の気持ちを大切にスタッフ一同と地道に努力していくつもりです。

 本年も宜しくお願い致します。

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