第82回日本矯正歯科学会学術大会参加院内イベント情報
>2023/11/03 学会・研究会
新潟で開催された日本矯正歯科学会に参加しました。新潟を訪れたのは人生で二度目、前回は2003年の第62回日本矯正歯科学会学術大会で「中高年者の患者の矯正歯科治療」と題した演題で発表して以来、実に20年ぶりでした。
学会の演題の内容は20年の歳月を強く感じさせるものでした。20年前には影も形もなかったマウスピース矯正に関する演題が驚く程多く、従来からのブラケット装置に関する演題はごく少数になっていました。それは矯正歯科に使う道具や材料を販売する商社展示にも繁栄されており、多くの業者がマウスピース矯正に関する材料等を積極的にプロモートしていました。
私は、マウスピース矯正の治療目標は「キレイな歯並び」であり、「正常な歯並び」を治療目標としていないので、医療としての矯正歯科治療と言えないという考えですから、日本の矯正歯科業界の頂点に立つ日本矯正歯科学会でマウスピース矯正に関する演題が発表されること自体に違和感を感じざる得ませんでした。
「正常」を忘れた日本矯正歯科学会に未来はないとの思いで、帰路に着きました。
学会の演題の内容は20年の歳月を強く感じさせるものでした。20年前には影も形もなかったマウスピース矯正に関する演題が驚く程多く、従来からのブラケット装置に関する演題はごく少数になっていました。それは矯正歯科に使う道具や材料を販売する商社展示にも繁栄されており、多くの業者がマウスピース矯正に関する材料等を積極的にプロモートしていました。
私は、マウスピース矯正の治療目標は「キレイな歯並び」であり、「正常な歯並び」を治療目標としていないので、医療としての矯正歯科治療と言えないという考えですから、日本の矯正歯科業界の頂点に立つ日本矯正歯科学会でマウスピース矯正に関する演題が発表されること自体に違和感を感じざる得ませんでした。
「正常」を忘れた日本矯正歯科学会に未来はないとの思いで、帰路に着きました。