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樋口矯正歯科クリニック(福岡市天神)の院内イベント情報

第4回九州矯正歯科学会学術大会発表院内イベント情報

>2009/02/21 講演・発表

佐賀市のアバンセ(佐賀県立女性センター・佐賀県立生涯学習センター)で開催された第4回九州矯正歯科学会大会で発表しました。
 演題のタイトルは、「上顎中切歯および大臼歯の抜歯を余儀なくされた成人矯正の2症例」で日頃の診療の内容を発表しました。
 特別講演は「骨格正反対咬合の早期治療:ムーシールド療法について」と題して、その開発者である柳澤宗光先生の講演でした。テレビでも取り上げられたという「ムーシールド」ですが、疑問がいっぱいでした。3歳児検診で受け口だったら、これで改善できるとのうたい文句ですが、乳歯の受け口を改善してもその後はえてくる永久歯が受け口の状態なら治療して意味はないし、第一そのままにしていても永久歯が生えてきた時に正常な状態になることもある訳で、小さな子供に装置を使わせる価値があるとも思えません。
 それに前歯の咬み合わせが反対だったら使わせるだけなら、診断も要らないので母親が使うかどうかも判断できる。その上調節も要らないなら、何も歯科医が治療する必要もなく、薬局かスーパーで受け口防止おしゃぶりとでもして売ったらいい気がしてしまいました。
 ちなみに「ムーシールド」の定価は1万円ですが、これを渡すだけの治療費はいったい幾らなんでしょう?

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