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院長コラムで院長を知ろう!矯正歯科専門医 河合悟が思うこと。

Challenge院長コラム

2009/07/04 

 先日、長男「純」の卒業式に出席するためにカナダのバンクーバーへ行ってきました。純の名前は、私が好きだったテレビドラマの「北の国から」の主人公「純」にちなんでつけたのですが、ドラマの中で吉岡秀隆演じる純が北海道の富良野から中学を卒業し15才の春に東京に旅立ったのと同じように、偶然にも、我が息子の純も3年前15才で親元を離れカナダへ旅立ったのです。

 その前年、中学3年夏に突然、純から留学させろと言われ、それは良いけどまだ早いだろうと、一度はうやむやにしていたのですが、高校入学間もない5月に留学の話はどうなったと再び言い出しました。その時の純の気持ちは、成績もたいしたことのない自分がこのまま日本で普通に勉強を続けても、将来に希望が持てない、それなら勇気を持って未知の世界の飛び込んでいく事で自分の将来の可能性を追求しよう考えたのだと思います。当時、高校の先生達は、成績が芳しくない純がカナダの高校を卒業する事は難しく、途中で挫折して帰国する事になると思い、留学には強く反対されていました。しかし、私は、息子の決意が固い事を知り不安もいっぱいでしたが息子の決意と可能性を信じ留学させる事を決断しました。

 3年前福岡空港で「しっかりやれよ」と送り出したきり、家族の誰も一度も様子を見に行く事もありませんでした。そして今回いよいよ卒業式をむかえるに当たりホストマザーへのお礼も兼ねて、初めてカナダに行った訳です。

 卒業式に出席し、多くの学生の中でただ一人の日本人の純が、現地の学生と英語で対等に話し、その中に溶け込んでいる姿を見て、あの時の決断は間違っていなかったと思いました。その姿は、長期の休みに帰国しフラフラしていた純からは、想像できないくらい頼もしく見え、この3年間の成長を実感する物でした。その夜の卒業パーティーでも、たくさんの友人やその家族に挨拶され、純が本当に現地に溶け込み充実した留学生活を送った事を強く感じました。

 また純に学校や生活の事を聞いていると、一人で大変な苦労が有ったろうと思える事も数えきれませんが、その苦労を乗りこえたことで自分に自信がつき、自分で決断し実行することの大切さ、そして成し遂げた時の嬉しさを知ったように思えました。自分で決断し、努力する事、これこそが、私達両親がずっと子供に身に着けてもらいたかったことなので、これだけで留学させた甲斐があったと本当にうれしくなりました。

 そして、純に改めて教えられたことは、困難に挑む事の大切さです。15才の子供が言葉の通じない世界へ飛び込む勇気、困難に挑戦する気持ちを持ったことで一段と成長する。日本で高校生活を送り、歯科医になって跡継ぎになるそんな安易な道もある中で、敢(あ)えて高校留学を選択し、海外の大学を目指す。その挑戦、Challengeが純を成長させたのです。もしも、挑戦が失敗の終わったとしても、苦労しただけ、多くの経験を積んだだけ人は成長するのです。挑戦なくして成長はあり得ません。年を取ってもそれは変わらないはずです。人間として成長していく為に、私は、幾つになっても挑戦する心を忘れず、Challengeを合い言葉に一段と頑張ろうと心に誓いました。

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