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院長コラムで樋口矯正歯科クリニックの院長を知ろう!河合悟が思うこと。

治療費とは?院長コラム

2003/06/18 

 昨日来院され、矯正装置の装着が不十分で使用の継続使用を指導した患者さんから、治療費に関して、「何もしてもらっていないのに治療費が必要ですか?」言われました。このお言葉から私は患者さんが私に望まれていることは、私の作業だと判断し、「処置が出来る状態になったら来院してください」とお伝え致しました。
 この私が申しました言葉の意味をもう少し詳しく説明させていただきたいと思います。私は、治療費というのは患者さんが受けた医療行為に対する対価と考えています。医療行為というのは、処置例えば歯を削るとか傷を縫合するとかだけでなく、症状から病名や治療法を考えるとか、治療の必要がある、ないを判断するとかの診断行為、また病気の予防や治療方法などの指導、情報の提供、その全てを含む物だと思っています。つまり、診療室で私やスタッフが行った処置だけでなく、治療に関して説明したり、お話ししたこと全てが医療行為となるわけです。この事は、非常に重要で私たち医療人は行った処置だけでなく、患者さんにお伝えした全ての情報について責任があるわけです。そして、その対価が治療費である私は考えています。
 こう書くとなかなか分かっていただけないかも知れませんが、例えば税理士の業務に当てはめて考えて見れば良く分かっていただけるのではないでしょうか?税理士の顧問料は何の対価として支払われるのでしょうか?単に帳簿を記入し伝票を整理する事務作業の対価でしょうか?私はそうではなく、税理士の合理的な税務処理に関する助言 、判断つまり高度な税務知識に対して支払われる物と考えています。事務処理はあくまで付随事項であり、本当に大切なのはどの様な処理をすべきかの判断ではないのでしょうか? 私は医療に関しても同様に本当に重要なことは、処置よりも診断でありそのことに多くの対価を求めるべきだと考えています。しかしながら、昨日の診療では、私の「装置の装着が不十分で、継続して装置を使用する必要がある。」との診断に対して、患者さんが価値を見いだしていただけなかった訳です。この事はその価値を認めていただけるように出来なかった私の力不足と考え昨日の治療費は頂かないことに致しました。そして、患者さんご自身に診断に関する部分つまりどうなったら処置が可能かをお話しし、その点に関してはご本人の自己責任とさせていただいた上で、先のように 「処置が出来る状態になったら来院してください」とお伝えした訳です。
 私は常々、治療費に対してこのように考え、私のクリニックでの医療行為に対して患者さんに価値を見いだして頂けるよう努力していきたいと思っています。
 また、こうした私の考え方を十分ご理解の上、矯正治療を受けて頂ければと願っております。

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